ドイツのライン川 ローレライの伝説とは? ライン川クルーズの魅力も紹介!

皆さんこんにちは、千年鯨です。

普段は怖い話や都市伝説について調べていましたが、日本の他にも海外にも怖い話があります。

今回記すのはドイツのライン川にあるローレライの伝説です。

実は過去にライン川のクルーズに乗ってローレライを通ったことがあります。

せっかくの機会なのでローレライの伝説やライン川のクルーズの風景をご紹介します。

ドイツのライン川、ローレライとは?

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ローレライの伝説の地はドイツのライン川にあります。

これからライン川やローレライの伝説について詳しくご説明します。

ライン川とはどんな川?

ライン川はドイツ語で父なる川という意味を持つ、全長1,233kmの長い川です。

ドイツの他、スイスやフランス、オランダなどを通り、最終的にオランダのロッテルダム付近の北海へと流れ込みます。

古代では国境、中世から近代へは物流の大動脈として活躍しました。

ライン川の中腹あたり、マインツからコブレンツ間は古城がたくさんあることから『ロマンチック・ライン』と呼ばれ、現在は『ライン渓谷中流上部』として世界遺産に登録されています

一度訪れてみたのですが、たくさんの城や教会があって素敵な眺めでした。

ライン川の伝説 ローレライとは?

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さて、ライン川にはローレライの伝説があります。

ローレライとはライン川の途中にある岩山で、水面から130mほど突き出ています。

このローレライには有名な伝説があり、通り過ぎる際には美しい歌声が聞こえると言われています。

歌声の主は金色の髪の妖精で、船員たちは美しい歌声に引き寄せられて舵を取るのを忘れてしまうとか。

ローレライはがっかり観光名所?

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ローレライは伝説の他、ハイネの歌『ローレライ』で有名になりました。

しかし、ローレライはがっかりの観光名所としてよく挙げられるのです。

ローレライはライン川のクルーズではただ横を通り過ぎるだけの場所である

他の岩と区別がつきにくい

ことからがっかりと感じる人が多いのです。

とはいえ、最近ではローレライを通り過ぎる際にはハイネの歌『ローレライ』を流すようになったので、がっかりから脱しつつあるかもしれません。

ローレライの伝説の真相とは?

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妖精の歌声が原因で事故が起こるという伝説があるほど、ローレライは事故が多発するところでした。

事故が起こる原因は

川幅が急に狭まる

流れが速くなる急カーブにある

水面下に隠れている岩も多い

ことです。

また、歌声の正体はやまびこなのでは?と言われています。

というのは、ローレライの岩山は山彦が起こりやすいということで有名だったからです。

実際にローレライの岩山を見た感想

実際にライン川のクルーズ船に乗って、ローレライの岩山がある場所を通ったのですが岩山の大きさには驚きましたね

ああーなんてすごい迫力なんだと圧倒されました。

昔から事故が多いということで、船がゆったりと慎重に進んでいた気がしました。

歌声は残念ながら聞こえなかったのですが、ここに伝説があったのかとわくわくしたものです

ライン川の魅力 美しい古城

ライン川にはローレライの伝説の他にも魅力があります。

それはたくさんの古城があることです。

実際に見た古城についてご紹介します。

ライン川の古城-1 プファルツ城

ドイツ語名Burg Pfalzgrafenstein
建てられた時期1326年
建築者ルートヴィヒ4世

ライン川の中島にある軍艦のような城です。

なぜ船の形をしているかというと、激流化した水の流れによる損傷や流木などで城壁が崩されるのを防ぐためです。

元々は税を徴収するために作られていました。

現在は博物館として内部を見学できます。

実際に見たときはなんて可愛い城なのだろうと癒されました。

ライン川の古城-2 グーテンフェルス城

ドイツ語名Burg Gutenfels
建てられた時期1200年ごろ
建築者ファルケンシュタイン・ミュンヒェンベルク一族の参事官

堅固な岩の城という意味を持つグーテンフェルス城はホテルとして利用されています。

元々の名前はカウプ城であり、ライン渓谷の軍事上の拠点として神聖ローマ帝国の意向によって建てられました。

ファルケンシュタイン家はライン川を通る船から税を徴収していていましたが、

1277年に徴税権とカウプの街をルートヴィヒ2世を譲渡

ルードヴィヒ2世の子、ルートヴィヒ4世はプファルツ城に税の徴収の拠点を移した

というわけでいったん役目が終わりましたが、その後は外壁を増築して立派な城へと変化したのです。

カウプ城からグーテンフェルス城へと戒名後、中世のナポレオンなどの戦争によって1833年には廃墟となりました。

現在のホテルになったのは、1888年に城郭建築家のフリードリヒ・グスタフ・ハーベルに買い取られたことがきっかけです。

92年の歳月を経てホテルへと生まれ変わりました。

ライン川の古城-3 ラインシュタイン城

ドイツ語名Burg Rheinstein
建てられた時期900年ごろ
建築者カロリング王家

ラインシュタイン城は13世紀には裁判所としても使われたという城であり、現在はホテルとして活用されています。

ラインシュタイン城は礼拝堂があり、結婚式が挙げられるとのことです。

また、古城博物館として一般的に解放されていますので中世の雰囲気を味わいたい方はぜひ訪れてみてください。

まとめ 経緯を知ればがっかりしない ライン川のローレライ

ローレライはがっかり名所として挙げられがちですが、伝説を調べてみると面白くなるものです。

また、ライン川にはローレライの他にも古城があったりして素敵な風景を眺められます。

ゆったりとして川の流れと共に繰り広げられる自然と歴史の風景は素晴らしいものでした。

これを読んでいるあなたにもぜひ、ライン川のクルーズを楽しんでもらいたいなあと思いました。

最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。

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