函館の歴史と開港、異国の世界を学ぶ 外国人墓地
こんにちは。
千年鯨です。
函館は幕末に開港されたところで有名です。
これから紹介するのは、その歴史や異国の世界を学べる外国人墓地です。
外国人墓地のアクセス方法
外国人墓地は函館市の船見町、函館港を見下ろすことができる高台にあります。
坂の上にあるので、アクセスするとしたらバスがおすすめです。
JR函館駅前の棒二森屋前から市営バス高竜寺前行きで15分、そこから徒歩で5分ほど。
車でも行けますが、駐車場が3台までなので公共交通機関がおすすめです。
私は母と自転車で登りました。とてもきつかったです。
外国人墓地の歴史
外国人墓地が建てられるようになったのは幕末の頃。
1854年ペリーらが訪れましたが、その際乗組員2名が〇亡。
彼らが埋葬された土地が外国人墓地になりました。
明治3年に函館にあった5か国の領事館からの要望で正式に認識されたのです。
外国人墓地の種類
外国人墓地には様々な国や宗教の墓地があります。
以前、胃袋の宣教師ことカールレイモンを紹介しましたが、彼もここで眠っています。
プロテスタント墓地
プロテスタント墓地には先ほど記したペリー来航の際に同行し、命を落とした乗組員2名が眠っています。
プロテスタントはルターの宗教改革でカトリックから分裂しました。
カトリックとは異なりますが、墓の形や十字架が刻まれているという共通点があります。
カトリック墓地
カトリックはプロテスタントとは違う宗派です。
ローマ教皇がトップのところです。
墓の形や十字架が刻まれています。
ロシア人墓地
ロシアにはロシア正教会という独立した宗教があります。
元はキリスト教でしたが、後々そこから独立しました。
このロシア正教会には特徴があります。
それは十字架の形です。
先っぽが8つもある十字架で、墓地ではその十字架を見かけました。
中国人墓地
他の墓地は門が閉められていましたが、中国人墓地だけは中に入ることができました。
日本と同じく仏教なので墓の形は日本で見かける一般的なお墓と同じものでした。
他の墓地は参拝している人が少なさそうでしたが、中国人墓地は今でも訪れているのかなと思われる形跡がありました。
中国人墓地は立派なレンガ塀に囲まれており、大正時代に築かれたそうです。
函館の外国人墓地は心霊スポット?
函館の外国人墓地は穏やかな場所でしたが、ネットで検索すると心霊スポットという噂が出てきました。
どんな話があるのか調べてみました。
函館の外国人墓地の怖い話・噂
・夜になると不気味
・ロシア兵の幽霊が出るらしい
・お地蔵さんが墓地の前に並んでいるが、実際の数より多かったり少なかったりするらしい
とのことです。
実際に訪れてみた感想
私と母が訪れたのは午前のことです。
穏やかな海を眺めることができる静かな墓地でした。
正直噂されている雰囲気を感じられませんでした。
怖いと思う理由
外国人墓地を怖いと思った理由を二つ考えてみました。
・外灯が少なさそうだったので、夜になると視界が悪くなる
→何も見えないことによって恐怖を感じる
・航海中に亡くなったりと、不本意な形で亡くなった方がいる
→その方に対して可哀想、もしくは未練があるのではと考える
その方たちは幽霊となって出ているかもしれないと恐れるようになる
からだと思いますね。
上記のことを考えると怖いと感じるのは仕方ないかもしれません。
結論
よく肝試しの場所として墓地が選ばれやすいのですが、足元が見えずに怪我をするかもしれないのでやめましょう。
また、近くには住宅もありますので、近隣住民の迷惑になるので控えた方がいいですね。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
ぶらぶらと気ままに散歩するには良いところですね。
函館には他にも見どころはあります。
ぜひ参考にご覧くださいませ。
先ほど紹介したカールレイモンのソーセージを食べられる店の情報はこちら